book

柴田元幸さんと伊藤聡さんのトークイベント

http://www.orionshobo.com/topix/story.php?page=3&id=879 思い立って行ってきたぞ。着席で2時間弱というボリューム。和やかで興味深いイベントでした。 トマス・ピンチョンの『メイスン&ディクスン』刊行にあたり、伊藤さんが進行役となって、柴田さんか…

結城浩先生のレビューア その2(3)

題材としてはきっと、前章よりとっつきやすく、そしてその中に読者に対する明確なメッセージが発信されている。 この章は、なにより構成の美しさに目をみはる。章の最初と最後がきれいにリンクしていて、ぎゅっと胸をしめつけられるような痛ましさと、後ろ姿…

結城浩先生のレビューア その2(2)

6月は体調がさっぱりすぐれず、かなり遅れてのご返信となってしまいました(すみません)。それでも読み始めるとぐいぐい進められてしまうのは、さすが。 絵の具の新しい色がさっと塗られる。第一印象は…ごつごつしてるというか、一見すると型にはまりそうに…

結城浩先生のレビューア その2(1)

去年に引き続き、先生が現在執筆中の本のレビューアをつとめさせていただくことになりました。連載小説が届くような楽しみでもあり、感じたことを伝わるようにまとめる真剣勝負という気分もあり…。どちらにせよ、光栄なお手伝いであります。 前日に書いたも…

村上春樹『1Q84』(3)

遠い北の国では火山が噴火し、周辺の飛行機が息を潜め、海のむこうの国では「火星に人類を」と演説がなされ、反対側では地震で多くの人が犠牲になった。そんなTVニュースの流れる中、夕方から読み始めてちょうど5時間くらいで読了。季節外れの寒さの中、雨が…

結城浩『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』(1)

数学ガール/ゲーデルの不完全性定理 (数学ガールシリーズ 3)作者: 結城浩出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2009/10/24メディア: 単行本購入: 37人 クリック: 930回この商品を含むブログ (149件) を見る 全10章のうち、第5章「ライプニッツの夢」ま…

献本御礼

レビュー参加の特典ということで、「数学ガール ゲーデルの不完全性定理」を献本いただきました。結城浩先生と、ソフトバンククリエイティブ様に感謝。 一度通して読んでいるけど、またまっさらな気持ちで読もう。とても楽しみです。巻末に自分の名前が載っ…

清水良典『MURAKAMI―龍と春樹の時代』

MURAKAMI―龍と春樹の時代 (幻冬舎新書)作者: 清水良典出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/09メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (29件) を見る W村上(とはすでに言わないのか)の年代別ブックレビューのようなもの。互いが呼応する(と筆…

スティーブン・キング『小説作法』

小説作法作者: スティーヴン・キング,Stephen King,池央耿出版社/メーカー: アーティストハウス発売日: 2001/10/26メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 56回この商品を含むブログ (63件) を見る twitterの#onwritingで結城浩先生を中心に開催されている、「…

レイモンド・カーヴァー『頼むから静かにしてくれ』

頼むから静かにしてくれ (THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER)作者: レイモンドカーヴァー,Raymond Carver,村上春樹出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1991/02/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見る だいぶ前…

傳田健三『若者の「うつ」―「新型うつ病」とは何か』

若者の「うつ」―「新型うつ病」とは何か (ちくまプリマー新書)作者: 傳田健三出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/09メディア: 新書購入: 4人 クリック: 28回この商品を含むブログ (10件) を見る 本屋で立ち読み。読みやすくまとまっていたと思う。休養後…

ジョン・アップダイク『アップダイク自選短編集』

アップダイク自選短編集 (新潮文庫)作者: ジョン・アップダイク,岩元巌,John Updike出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1995/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (5件) を見る 初アップダイク。プライベートを題材とした分野(特に結…

村上春樹『ランゲルハンス島の午後』

最近ようやく本が読めるようになってきたので、集中力の問題から、エッセイや短編小説を中心に肩慣らしをしていこうかという次第です。短編小説<長編小説 ということでは全くなく、短編小説ならではのよさ(テンポ、切れ味とか、描写そのものの味わいやすさ…

大人の科学 4ビットマイコン

Vol.24 4ビットマイコン | 大人の科学マガジン | 大人の科学.net こんなの発売してたのかー。機械語で命令を書ける。保存はできないみたいだけど。ちょっと欲しいな…。

結城浩先生のレビューア(10)

最終章のレビューを送信。本題、ゲーデルの不完全性定理にいよいよ迫る。 理解したとは口が裂けても言えないけど、この定理が成し遂げたことを知ることができ、また単に読み通したことでの達成感のようなものはありました。これが今の私の限界です…。後でま…

結城浩先生のレビューア(9)

精神的にいろいろごたごたしていたので、たいへん遅くなってしまったけども、今宵も楽しく送信。 今に満足し、このままでいられたらいいのに、と、意識的あるいは無意識的に思ってしまっている時に、変化をおそれる力が心の中に生まれます。そんな時に限って…

トルーマン・カポーティ『カメレオンのための音楽』

カメレオンのための音楽 (ハヤカワepi文庫)作者: トルーマンカポーティ,Truman Capote,野坂昭如出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2002/11/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (34件) を見る 久しぶりの読書感想文。ふらっと入っ…

結城浩先生のレビューア(7)'

第7章の改訂版についてレビュー送信。数学的な内容の部分のリニューアルだったので、あくまで自分の理解の範疇をまとめるにとどめる。前よりはわかった気持ちになれたと思うの。

結城浩先生のレビューア(8)

書きためておいた分を見直して送信。グラフの使い方が面白い! そして物語は、音の使い方が効いている回。

結城浩先生のレビューア(7)

壮大な話になってきたぞ…。結構いっぱいいっぱい状態で送信。でもやはり、「僕」やミルカさん、テトラちゃんのキャラクターの魅力で読まされますなぁ(今回出てこないけど、もちろんユーリちゃんも)。

村上春樹『1Q84』(2)

1Q84 BOOK 2作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/05/29メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 432回この商品を含むブログ (925件) を見る BOOK 2読了。最後までスピードをゆるめず読んだ(読まされた)。まだうまく消化できない気持ちと、こ…

そういやあの日も雨だった

小学生の時、ファイナルファンタジー6の最新作を発売日に買った。あのころスーパーファミコンのカセットはとても高かった。11800円とかしたんじゃなかったろうか。お兄ちゃんとワリカンではあったけども、やっぱり大きな出費であることには変わりない。 いま…

村上春樹『1Q84』(1)

1Q84 BOOK 1作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/05/29メディア: 単行本購入: 45人 クリック: 1,408回この商品を含むブログ (1247件) を見る BOOK 1の方を読了したところで今日はいったん中断。約550ページ。あまりネタバレのないように書こ…

今出てる新刊

村上春樹『1Q84』が並んでた。そうか、もう発売だったか。今日は雨で濡れそうだから手を出さなかったんだけど、数日中には買ってこよう。 村上春樹『1Q84』 新潮社公式サイト あと、ジェフリー・アーチャー『誇りと復讐』も出てた。6/1発売ってなってるけど…

ケン・フォレット『大聖堂』

大聖堂 (上) (ソフトバンク文庫)作者: ケン・フォレット,矢野浩三郎出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ発売日: 2005/12/17メディア: 文庫購入: 26人 クリック: 721回この商品を含むブログ (114件) を見る大聖堂 (中) (ソフトバンク文庫)作者: ケ…

結城浩先生のレビューア(6)

ぐぐっと送信。終盤のドラマティックな展開に涙する…。前回が中盤の山場と思っていたら、なんと今回も山場だったという。 数学の内容についてはついていって理解できたつもりなんだけど、改めて問われると、たじたじとしてしまうなぁ。自分の頭で考えるって…

速水健朗『BETTER LIVING JOURNAL VOL.01』

文学フリマ(d:id:arittake:20090510:p1)で購入した、速水さん(id:gotanda6)さんの本。先週のうちに読み終わっていたのですが、自分の中で感想が形になるまでに時間がかかってしまいました。 商業媒体で書いたコラムの集合ということですが、全体に音楽関…

ジェフリー・アーチャー『ケインとアベル』

ケインとアベル (上) (新潮文庫)作者: ジェフリーアーチャー,Jeffrey Archer,永井淳出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1981/05/27メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 88回この商品を含むブログ (44件) を見る ポーランドといえば、この本の主役2人のうちの1人…

空中キャンプ『下北沢の獣たち』

文学フリマ(d:id:arittake:20090510:p1)で購入した、空中キャンプ(id:zoot32)さんの本。相変わらずどうお呼びすればいいのかわからなかったので、表題もサイト名にて。 感想を書き始めるにあたって、「この本とは距離の取り方がすごく難しい」、というの…

数学ガール3発表!

結城浩の最新刊『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』 / E→F→G とうとうこの日が来ましたね! 今までレビューアとして参加させていただいていたお仕事は、これのことでした。 レビューはちょうど前半が終了したところですが、今回も面白い。折り紙付き。個…