結城浩先生のレビューア その2(3)

 題材としてはきっと、前章よりとっつきやすく、そしてその中に読者に対する明確なメッセージが発信されている。
 この章は、なにより構成の美しさに目をみはる。章の最初と最後がきれいにリンクしていて、ぎゅっと胸をしめつけられるような痛ましさと、後ろ姿の美しさが同時に感じられる…。