村上春樹『1Q84』(3)

 遠い北の国では火山が噴火し、周辺の飛行機が息を潜め、海のむこうの国では「火星に人類を」と演説がなされ、反対側では地震で多くの人が犠牲になった。そんなTVニュースの流れる中、夕方から読み始めてちょうど5時間くらいで読了。季節外れの寒さの中、雨が雪に変わり始めていた。


 BOOK1、2が青豆と天吾の章を交互に進めていくものだったので、BOOK3の目次を見た段階でちょっと驚く。
 すべてが回収されたわけではないけど、終盤まで力強いストーリーがつづいて、最後まで集中力をびしびしと保ちながら読みました。まだ余韻が残ってぼんやりしている。
 『ノルウェイの森』のキャッチコピーが「100パーセントの恋愛小説」だったとか。ふとそんなことを思い出した。

村上春樹『1Q84』(1) - arittakeの日記
村上春樹『1Q84』(2) - arittakeの日記

1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3