走ることについて語るときに僕の語ること

 おととしの年末に読んだのだったかな、この本。ずっと打ち込んできたマラソンを題材(あるいは媒介)とした、村上春樹の注意深い自分語りなのだけど。その導入部に、こんな一文がある。

誰かに故のない(と少なくとも僕には思える)非難を受けたとき、あるいは当然受け入れてもらえると期待していた誰かに受け入れてもらえなかったようなとき、僕はいつもより少しだけ長い距離を走ることにしている。

 この姿勢には共感するところがあったし、今も根本は変わらないのかもしれないです。
 でも、走ること以外のやり方を、だんだんと切り開いていかないといけないな。これからの生活のためにも、自分の体のためにも。
 そんなことを思う、2009年の2月でした。

走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること