迷惑メール

 私の携帯にはわんさかと迷惑メールが届く。日によって波はあるが、30〜50通くらいだろうか。10年近く使っているアドレスなので、どこから漏れたのかはもうどうでもいいことだ。こういうものはいつかは漏れるものなのだろう。
 以前はドメイン指定受信にしていたのだけど、何かと不便な場面も多かった。今年のこと、機種変をしたら、メールの受信振り分け設定に「アドレス帳に未登録のアドレス」の指定ができるようになっていることに気がついた。つまり、未知のメールは別フォルダに放り込めるようになったのだ。ドメイン指定を解除してその中に受け取るだけ受け取り、適当な時にフォルダ内全削除をするような仕組みで、今のところは落ち着いている。受信のパケット代については、定額制を利用しているので問題ない。


 内容は、国内最大級SNSによく似た名前のサイトへの勧誘、女性からの個人的メッセージ、逆援助を申し出る熟女、日給数万円の裏バイト、架空請求、あるいは逆に架空サイトの約12万円分にあたるポイントが失効してしまうので今日中にアクセスして使うべきである、といった、つまりはたいていが色事か金儲け(あるいは、その両方)に関する話である*1。最近は英文メールも交じってきた。毎日見ているのでパターンに染まってしまっているというか、何を見ても麻痺しており、特に驚くことはない。
 テンプレートの1つとして、「○○です!携帯変えました」という女性名を使ったタイトルで、本文に電話番号や出会い系サイトのアドレスを書き、連絡くださいと促すタイプのものがある。今日も先ほどそれが届いた。

(題名)さゆりです!電話番号変わりました。
(本文)亜佐美です。覚えていますか?090........が、私の新しい番号です。(以下略)

 久しぶりに麻痺がとけてズコーとなった。中身を読めばありえない話だらけ、というのはいくらでもあったが、今回は初っ端から間違っている。これは新しいパターンだ。

*1:この場合の色事はほぼ100%男性向けである。女性向けスパムメールが非常に少ないのはなぜだろう。ネットで助平心をおこすのは男性だけなのだろうか。出会い系でイケメン画像にひっかかって貢いでしまった女性というのもニュースで見聞したことがあるように思うのだが、そういう女性を釣り上げるスパムより男性向けの方が圧倒的に高効率なのか。識者の見識を待ちたい