Ella Fitzgerald『Sunshine of Your Love』

サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ

サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ

 Ella姐さんの陽気な声が聴きたくなりまして。姐さんのディスコグラフィーを全く把握してなかったのだけど、公式サイトによると、Verve時代に最後に出したライブ盤みたい。
 1曲目の"Hey Jude"から来た来た来たー! というパワフルさ。どうしたら、こんな引きつけるようなリズム感が身につくのだろう? "Sunshine of Your Love"のシャウトもたまらん! でもその後は、全体としてスロー〜ミッドテンポな曲がほとんど。一転して、そんな時のElla姐さんの声は、驚くほど繊細で優しい。でもやっぱりほとばしる陽性のオーラ。
 女性ジャズボーカルはあまり数を知らないのだけど、個人的にはアドリブにすごくはっきり好き嫌いが出てしまいます。苦手な人は本当にだめ。Ella姐さんはピッチ・リズム感などのテクニック、表現力の豊かさ、にじみ出る人間性。色んな面で高い水準にあるから、もちろん好き以外ありえないのです。


 CDはビッグバンドとの共演ですが(ブラス楽しそげ!)、ピアノ伴奏のみの映像もあるのですねー。